amazarashi 歌詞考察・解釈

【amazarashi/そういう人になりたいぜ】歌詞の意味を解釈しよう!【これこそがラブソング】

こんにちは‼ふんわりんぐのかつおです🐡

amazarahiの新曲『そういう人になりたいぜ』

歌詞について意味を筆者なりに解釈していきます。

※一部感想ともとれる表現が混在していますご了承ください。

「amazarashi ボイコット」の画像検索結果

 

楽曲について

『そういう人になりたいぜ』は3月11日に発売された新アルバム【ボイコット】の収録曲でもあり、アルバムの最終曲となっています。

 

新アルバム『ボイコット』には

・秋田ひろむ自身のamazarashi結成までを辿った短編小説【雨天決行】

・アルバム収録曲のアコースティックVer

・COUNTDOWNJAPAN2019のライブ映像

などなど特典満載なので購入を検討している方は是非参考にしてみてください

短編小説【雨天決行】はファンにとってはたまらない

ひろむさんの歌詞一つ一つの背景が見えてきます。


歌詞

僕はあんまり出来た人間ではないから
君が嫌になってしまうのも しょうがないと思ってるよ
きっと人にとって大事なものなんてさ 一人に一個だろ
それが君とは言い切れない僕さ
そんな歌を歌ってしまう僕を見ても 君は笑ってるぜ
そうだその笑顔を好きになったんだ
嘘つき 泥棒 人殺し ねぇ神様 僕の神様は そうだ君の笑顔なんだ

涙こらえて立ちつくす 人の背中をそっと押してやる
どんな時だって優しい顔 そういう人になりたいぜ
「めんどくせぇな」って頭掻いて 人のために汗をかいている
そんで「何でもねぇよ」って笑う そういう人になりたいぜ

確かな温かい宝物積み上げたら 幸せになれると
僕はそうずっと信じてきたけど
結局僕はいつまでも 馬鹿野郎 僕の幸せは 君の幸せではないんだ

自分らしさ見失わず 人の事もちゃんと思いやる
人前で泣き言は言わないぜ そういう人になりたいぜ
当たり前に心から笑えて 当たり前に日々を駆け抜けて
当たり前に疲れて眠ってる そういう人になりたいぜ

そういう君が好きだから そういう君が好きだから

君の気が狂っても待っている奴がいるぜ
君の家が無くなっても帰る場所はあるぜ
君を守るため世界を終わらせてもていいぜ
そこで僕は凍えて死んじまったっていいぜ
夕焼け空が悲しいな 世界が終わりそうな色だから
洗濯物は放っておこう 世界は明日も続くけれど

さよならでも涙見せず いつもと変わらない その笑顔
自分の事より人の心配 そういう人になりたいぜ
「バイトはちゃんと続けなきゃ駄目よ 新しい部屋は決まったの?
君は君の思う道を進んでね そういう君が好きだから」

そういう人になりたいぜ そういう人になりたいぜ

作詞:秋田ひろむ

 

感想

アルバムの最終曲であることから、秋田ひろむが言いたいことがこの曲に詰まっているのではないかと思いました。

落ち着いてしっとりとしたピアノの音に乗せられた歌詞が一つ一つ胸に響く。

リビングデットや独白のように勢い任せに想いをぶつけてくるのではなく、一度全てを受容した後に吐き出したようなどこか優しさもあり、諦めや無力さも感じられる楽曲。

筆者も「そういう人」にはなれないけれど、優しい人にはなりたい。

歌詞を解釈

『そういう人になりたいぜ』について秋田ひろむ本人のインタビューです。

この曲はラブソングです。ファンの人は想定してなかったです。自分が出会った人の中で尊敬する人たちを思い出しながら、いろんな思い出をコラージュしながらラブソング風に作りました。いい歌です。「そういう人」にはなれそうにないですね。もう諦めています。だからこそのラブソングだと思います。優しい人であろうとは努めてます。

詳しくはこちらからどうぞ

1番

僕はあんまり出来た人間ではないから
君が嫌になってしまうのも しょうがないと思ってるよ
きっと人にとって大事なものなんてさ 一人に一個だろ
それが君とは言い切れない僕さ
そんな歌を歌ってしまう僕を見ても 君は笑ってるぜ
そうだその笑顔を好きになったんだ
嘘つき 泥棒 人殺し ねぇ神様 僕の神様は そうだ君の笑顔なんだ

この楽曲の登場人物は「」と「

聴き手によって当てはめる人物も変化させることが可能であり、amazarashiの楽曲の特徴である【共感性】に拍車をかけています。

冒頭の「僕はあんまり出来た人間ではない」から起因するデメリットについて本人は「しょうがない」と受容している様子。

そんな「」とは相対して「」の良さがこの楽曲では描かれています。

タイトルの『そういう人になりたいぜ』は「」が「」のようになりたかったことを表しているのではないかと思います。

一つだけの大事なモノを「」とは言い切れない。

ここも「」とは違って寛容ではない「」の自己否定。

僕の神様は そうだ君の笑顔なんだ」という表現がなされるほどに、「」の存在は憧れであり重要だったことが分かります。

 

涙こらえて立ちつくす 人の背中をそっと押してやる
どんな時だって優しい顔 そういう人になりたいぜ
「めんどくせぇな」って頭掻いて 人のために汗をかいている
そんで「何でもねぇよ」って笑う そういう人になりたいぜ

ここで述べられている特徴を持った人こそが「」だった。

相反する僕は「そういう人になりたいぜ」と口を零すことしか出来ない。

衝動的な想いではなく、ひとつひとつ毎日を生きてきた上で気づくようになった想いを表しているようで、心が締め付けられる

 

2番

確かな温かい宝物積み上げたら 幸せになれると
僕はそうずっと信じてきたけど
結局僕はいつまでも 馬鹿野郎 僕の幸せは 君の幸せではないんだ

僕にとって君の存在は幸せに値した。

しかしながら君の幸せはその逆に値するわけではない。

自分だけが君に寄生して生き延びてきただけかもしれない。

君にとって僕はなんだったのだろうか

という疑念やるせなさが生じてきます。

そんな自分を「馬鹿野郎」と形容できるほどに成り下がっていたことも表れています。

 

自分らしさ見失わず 人の事もちゃんと思いやる
人前で泣き言は言わないぜ そういう人になりたいぜ
当たり前に心から笑えて 当たり前に日々を駆け抜けて
当たり前に疲れて眠ってる そういう人になりたいぜ

そういう君が好きだから そういう君が好きだから

君の当たり前は僕にとってはそうではなかった。

だからこそ真面目に生きて笑ってりにつくことさえも憧れに昇華した。

僕は誰からも評価をされたことが無かったのではないでしょうか。もしくは罵倒され続けた人生だったことも考えられます。

よって本来は自分に備わっている「君」のような特徴にも気づけない。それを全て"自己否定"という蓋で閉ざしてしまっていると考えます。

 

君の気が狂っても待っている奴がいるぜ
君の家が無くなっても帰る場所はあるぜ
君を守るため世界を終わらせてもていいぜ
そこで僕は凍えて死んじまったっていいぜ
夕焼け空が悲しいな 世界が終わりそうな色だから
洗濯物は放っておこう 世界は明日も続くけれど

ここで注目すべきは最後の一文「世界は明日も続くけれど

世界を終わらせてもいい・死んじまってもいいと幾ら思ってもそれとは裏腹にどう頑張っても明日も生き続けなければいけない諦めも内包しているのです。

世界が終わりそうな悲しい色をしていようとも、明日には青空が広がる。
だがそれは僕には適応しない。

でも、君がいるおかげで僕が明日もなんとか生きられるのならば
どうなろうとも君のことを思い続けよう。

 

さよならでも涙見せず いつもと変わらない その笑顔
自分の事より人の心配 そういう人になりたいぜ
「バイトはちゃんと続けなきゃ駄目よ 新しい部屋は決まったの?
君は君の思う道を進んでね そういう君が好きだから」

そういう人になりたいぜ そういう人になりたいぜ

最終的に「君」との別れが訪れます。

さよならの瞬間でも僕の神様であるその笑顔があった。

文中、「バイトはちゃんと続けなきゃ駄目よ 新しい部屋は決まったの?
君は君の思う道を進んでね そういう君が好きだから」

という表現からは僕の君への依存度が高かったことも想像できます。

そんな僕を君は最後に好きだと言ってくれた。

大事な人が一人いる重要さ。人を想う力の強さ。

人は一人では生きていけないという無力さ。

自分の不完全さが生み出す人との切っても切れない繋がり
の素晴らしさを感じさせられた一曲。

人に向けたラブソングだなぁと。

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まとめ

秋田ひろむ(Photo by Victor Nomoto)

アルバムのコンセプトが【拒絶】という中で、この曲が紡いでいる【憧れ】【尊敬】【愛】といったものが一層心に響いてきます。

人は誰かに憧れて、誰かと比較して、誰かを想って生きていく。

この楽曲で歌われている「そういう人」にはなれないかもしれないけれど。

「そういう人」にはなれないと言ってくれるのはやっぱりamazarashi

素晴らしい楽曲をありがとうございました。

アルバムについてはこちらから詳細が見れます。


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