まふまふ 歌詞考察・解釈

【まふまふ/あさきゆめみし】歌詞を考察・解釈【源氏物語・いろはにほへと】

こんにちは‼ふんわりんぐのかつおです🐡

まふまふさんの新曲「あさきゆめみし」の

歌詞を考察・解釈していきたいと思います。

 

この楽曲は新アルバム「神楽色アーティファクト」の収録曲

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そのほかの歌詞考察・解釈

 

 

 

あさきゆめみし 歌詞

元日過ぎてから 指折る年の瀬も

余さず季節を君と紡いで

幾年過ぎただろう

心はずっとあの日でも

大人になったよ 君の分まで

長胴の太鼓叩いて 提灯は五日灯った

明年の門を潜って 百八つの鐘を聞いた

行く年の中 手を振っている

あさきゆめみし 君を想う

君を失くして 君を強請る

朝日昇るは明くる年

君を置き去りにして

こんな叶わないことを詠う

僕を笑ってくれるかな

浅く眠れる枕元に

君を探しに行きたい

浴衣に粧しして 見知った神社まで

橙色の連なる年の瀬

幾年過ぎようと

見惚れてしまったあの日から

探してしまうだろう 夢の中まで

もういくつ寝て待とうと もういくつ寝て待とうと

君行きの未来なら 全部 あの日に乗り換えていた

行く年の中 手を振っている

あさきゆめみし 君笑う

時の止まった花氷

瞼の裏に映写して

何時何時何時迄も

こんな叶わないことを詠う

僕を笑ってくれるかな

浅く眠れる枕元に

君を探しに行きたい

あさきゆめみし えひもせず

叶わぬ今日を知ろうとも

するりと抜ける指先に

頬を濡らすばかり

心ひとつが立ち止まり

未だ越せずにいる僕を

君が叱ってくれる日まで

君を探しに行きたい

浅く眠れる枕元に

君を探しに行きたい

 

楽曲について

この曲は新アルバム「神楽色アーティファクト」の最後の曲となっています。

今までのまふまふさんなら「終点」や「彷徨う僕らの世界紀行」のように

〆ます‼と言わんばかりの曲調の楽曲が多かったですが、

今回は打って変わって「まるーく気持ちよく終わりを感じる曲」という印象。

歌詞はまふまふさん得意の和風歌詞に柔らかいメロディー。

どんな考察ができるんでしょうか。

 

歌詞考察・解釈

まず、全体の印象としては「まふまふとアルバムの世界観を象徴する曲」でした。

20曲という膨大な楽曲の中でこの曲がラストに来たのは正解かなと。

個人的には「終点」のようなラストを期待していましたが、

「神楽色アーティファクト」「まふまふ」と考えると、世界観に合致しているなぁと。

 

あさきゆめみし 君を想う

元日過ぎてから 指折る年の瀬も

余さず季節を君と紡いで

幾年過ぎただろう

心はずっとあの日でも

大人になったよ 君の分まで

長胴の太鼓叩いて 提灯は五日灯った

明年の門を潜って 百八つの鐘を聞いた

行く年の中 手を振っている

あさきゆめみし 君を想う

君を失くして 君を強請る

朝日昇るは明くる年

君を置き去りにして

こんな叶わないことを詠う

僕を笑ってくれるかな

浅く眠れる枕元に

君を探しに行きたい

想いを寄せている人に対する歌。

心はずっとあの日でも、大人になったよ。君の分まで

という歌詞から、想いを寄せていた人はもうこの世には居ないではないか。

 

一つ一つ簡単に言葉の意味を見ていくと、

長胴の太鼓」=日本の祭りで最もポピュラーな太鼓

提灯」=昔に懐中電灯として機能していた光源

明年」=来年。次の年。

百八の鐘」=大晦日に鳴らす鐘

 

元旦や大晦日の表現が多用されていることからテーマは「時(とき)

時間が止まってしまった想いを寄せる人と自分が

年号が変わっていくにつれて、思いも離れていくという描写。

 

そもそも「あさきゆめみし」とは「源氏物語」から由来しており、

この楽曲のテーマにもなっていると思います。

恐らく、源氏物語第二部の最愛の紫の上を亡くす場面でしょう。



あさきゆめみし 君を想う

君を失くして 君を強請る(ねだる)

あなたが居なくなってからあなたの存在がどれほど頼りになっていたかを知る。

なんとも文学的で儚さ溢れる表現です。綺麗だなぁ。

 

その後の

朝日昇るは明くる年 君を置き去りにして

まだあなたから立ち直れていないんだという心情が伝わってきます。

 

何年寝て待っても、あなたは戻ってこない

浴衣に粧しして 見知った神社まで

橙色の連なる年の瀬

幾年過ぎようと

見惚れてしまったあの日から

探してしまうだろう 夢の中まで

もういくつ寝て待とうと もういくつ寝て待とうと

君行きの未来なら 全部 あの日に乗り換えていた

行く年の中 手を振っている

あさきゆめみし 君笑う

時の止まった花氷

瞼の裏に映写して

何時何時何時迄も

こんな叶わないことを詠う

僕を笑ってくれるかな

浅く眠れる枕元に

君を探しに行きたい

初めてあなたと出会った場面を想起する。

あなたがいなくなってから何年経とうとも

あの時の見惚れた感情は忘れることはないし、

今でも夢の中であなたを探してしまうんだよ。

 

もうこの先何年寝て待っても、あなたは戻ってこない

 

君行きの未来なら 全部 あの日に乗り換えていた

あなたと一緒になるためにあなたのために過ごしてきた

そう決めて生きてきたのに、今のこの状況をどうすればいい?

そんな変えられない未来を嘆いている。

 

花氷」は氷の中に花をいれた氷柱のこと

その時が止まっているという表現ですから

あなたとの時間は花氷が溶けないように止まってしまった。

 

何時何時何時迄も と「何時」を繰り返している部分も

あなたを悔やみ呆けている様子が感じ取れます。

 

あさきゆめみし 酔いもせず

あさきゆめみし えひもせず

叶わぬ今日を知ろうとも

するりと抜ける指先に

頬を濡らすばかり

心ひとつが立ち止まり

未だ越せずにいる僕を

君が叱ってくれる日まで

君を探しに行きたい

浅く眠れる枕元に

君を探しに行きたい

 

冒頭の「あさきゆめみし 酔いもせず」はいろはにほへとから。

悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、

現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。

寂滅為楽(じゃくめついらく)

よって、あなたとの別れを冷静に受け止めている様子。

それでも悲しみは収まるどころか、増幅してゆく。

 

未だ越せずにいるボクを

君が叱ってくれる日まで君を探しに行きたい

君が叱ってくれる日=もう来ない

そんな日まで探すということは一生あなたを思い続けてしまうんだよ。

という忘れられない思いを率直に述べている。

忘れられるわけがないですよね。

 

まとめ

まふまふ「あさきゆめみし」の歌詞考察・解釈でした。

源氏物語やいろはにほへとのからの引用が使われており、

和や文学的な情緒を感じられる楽曲だったと思います。

 

テーマは「もう会えないあなたを思い続けている心情」。

儚くも美しさを感じられました。

 

これがアルバムの最後とはなかなかイカしてますね(笑)

素晴らしい楽曲をありがとうございました。

 

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