【まふまふ/自壊プログラム】歌詞を考察・解釈「全部お前のせい」

まふまふ

こんにちは‼ふんわりんぐのかつおです🐡

まふまふさんの新曲「自壊プログラム」の

歌詞解釈・考察を行っていきたいと思います。

 

この楽曲はアルバム「神楽色アーティファクト」の収録曲。

神楽色アーティファクトの購入はこちらから

 


同アルバムの楽曲

「生まれた意味などなかった。」

「それは恋の終わり」については歌詞考察・解釈記事を上げています。

まふまふ「生まれた意味などなかった。」歌詞に込められた意味とは?解釈とネット上の反応

まふまふ「それは恋の終わり」切なすぎる歌詞を解釈・考察

 自壊プログラム 歌詞

自壊プログラム/作詞まふまふ

取り囲んで今日の判決
隣の椅子まで奪い取れ
法を採っちゃ列を成して
右に倣うだけ
めでたく死刑執行の日だ
不要とされた一つの人格は
枝葉に分かれていく
そんなの そんなの ボクら互いに詰って
踏んで捻じ曲げたシナリオ
鳴り響く警鐘 エラーするノイズ
自壊性のプログラム
僕がいない 僕がいない
身体が痛みたがるのに
この自尊心が 虚栄心が
ココロを侵していく
全部お前のせいなんだ
一生したり顔でみくだしていろ
「もう世界を嫌うこともない」
リファレンスは画面越しの顔
流行りに沿った仮面以外は
標的となる
「手探りの暗闇 むせかえるどよめき
無数に飛び交う言の刃
血眼になって刺し返したその顔は
僕によく似ていました」
セカイ系空想 機能停止アンドゥ
姿見 乖離して
何度でも 何度でも
飛び起きて咽び泣くだけ
ねぇ叱ってくれ 叩いてくれ
壊すほどに愛してよ
きっと頭じゃわかっているんだ
この空白は初期の仕様だろう
どうして?どうして?
弾き合っては気づいた
あいつもこいつも疑う余地もなく自分だ
鳴り響く警鐘 エラーするノイズ
自壊性のプログラム
僕がいない 僕がいない

身体が痛みたがるのに
この自尊心が 虚栄心が
ココロを侵していく
全部お前のせいなんだ
先天性の自我を呪って
一生したり顔で見下していろ

楽曲について

まふまふさんの他楽曲でいうと、ベルセルクや罰ゲームといった方向性の楽曲。

【MV】ベルセルク/まふまふ 【オリジナル曲】
[MV]罰ゲーム/まふまふ【オリジナル曲】

安心できる「まふまふ感」がある曲ですよね。ネガティブ×ロックサウンド。

シンセサイザーや軽いオートチューンボーカルも良い味が出ていると感じました。

歌詞考察・解釈

まずテーマとなっているのは「気に入らない自分の内面」や

「本当の自分」と「嘘で塗り固めた自尊心と虚栄心まみれの自分」の乖離

青年期に自分の何もかもがダメだと思う、

自己肯定感の低い状況の描写がなされた楽曲だという印象。

 

取り囲んで今日の判決
隣の椅子まで奪い取れ

決を採っちゃ列を成して
右に倣うだけ
めでたく死刑執行の日だ
不要とされた一つの人格は
枝葉に分かれていく
そんなの そんなの ボクら互いに詰って
踏んで捻じ曲げたシナリオ

 

心の中で「役立たずな自分」を葛藤している描写。

色んな自分の中の人格の声に自分が殺されそうになっている。

「不要とされた一つの人格」=本当の自分

結局、色々な自分のひねくれた考え方や無理して取り繕った人格によって

たまりにたまったストレスで本当の自分が壊されていく。

若い時は「二元論」でしか物事を見ることが出来ません。

イイか悪いか。優れているか劣っているか。

より一層自己否定や劣等感を感じる時期ですよね。



鳴り響く警鐘 エラーするノイズ
自壊性のプログラム
僕がいない 僕がいない
身体が痛みたがるのに
この自尊心が 虚栄心が
ココロを侵していく
全部お前のせいなんだ
一生したり顔でみくだしていろ

 

このサビの歌詞は全て「自分の心の中の言葉

本当の自分がいなくなり、本来心身は痛いはず、辛いはずなのに。

 

虚栄心」は自分を過度に実質以上に見せようとすること

自尊心」は自分の人格を大切に思う気持ちのこと。

 

虚栄心が強い人ほど、本当の自分に自信がなかったり、

コンプレックスを持っていたりします。

そして大きくなった虚栄心に募る偽りの自尊心。

偽りの自尊心だと分かっていても、それすら無くなれば「死」と同じ。

必死に嘘を塗り固めて自分のココロを保っている状況が覗えます。

 

したり顔」は「どうだ‼やってやったぞ‼」という得意げな顔つきのこと。

必死に嘘で取り繕って自分を満たした気になっている「お前(=自分)」のせいだ。

 

「もう世界を嫌うこともない」
リファレンスは画面越しの顔
流行りに沿った仮面以外は
標的となる
「手探りの暗闇 むせかえるどよめき
無数に飛び交う言の刃
血眼になって刺し返したその顔は
僕によく似ていました」

 

痛いほど分かる心の中の戦争の様子。

「流行りに沿った仮面以外は標的となる」=周りに合わせて生きないといけない

 

こうあるべきだ、でも他人に嫌われるかもしれない、自分をよく見せたい

役立たずな奴だと思われないために取り繕わないと。

 

そんな思考回路を繰り返すうちに自分へのダメージは溜まってゆく一方。

 

セカイ系空想 機能停止アンドゥ
姿見 乖離して
何度でも 何度でも
飛び起きて咽び泣くだけ
ねぇ叱ってくれ 叩いてくれ
壊すほどに愛してよ
きっと頭じゃわかっているんだ
この空白は初期の仕様だろう

 

アンドゥ」=直前に行った動作を取り消す操作

今までの行いも取り消せず、来ない未来を空想するばかり

そして日に日に自分の内面と繕った外の自分が離れていく。

 

頭では必死に考えこむがどうすることもできない。

「叱ってくれ 叩いてくれ 壊すほどに愛してよ」

自分の内側で堪えきれなくなった感情はやがて他者からの承認欲求へ。

こんな空っぽな心が自分だということはとうの昔から分かり切っている。

 

どうして?どうして?
弾き合っては気づいた
あいつもこいつも疑う余地もなく自分だ

 

そんな心の中での自分たちの戦いの中、

どんな考え方の自分も、嘘で塗り固めた偽りの自分も

本当は愛すべき自分自身なんだと思うようになる。

 

ただ、その後のサビで楽曲が終わることからも分かるように

理解しただけであって本質は何も変わっていない。

また明日からも心の中では自分を否定し続け、

表では虚栄心と自尊心で塗り固めた自分を演じる。

 

すぐには変わることのできない人間のリアルさが伝わってきます。

 

まとめ

上手くいかない自分とのやり取りが再現された若さ溢れる楽曲。

自分を客観視できるようになるに連れて、自己否定も募りますよね。

 

本当にまふまふさんはこの手の青年期の黒い部分を謳うのが上手い。

タイトルの「自壊プログラム」も自分が崩壊していく様が想起できます。

 

サビの入り前の溜めるドラムや重めのロックサウンドに乗せられた

感傷的なメロディーがココロに刺さります。

自壊プログラム – まふまふ

このブログではこの記事のほかに

【邦ロック】【ネット発アーティスト】【ボカロ】

などの楽曲の歌詞考察・解釈を行っています。

これまでに歌詞考察・解釈した記事はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました