2019年12月1日に配信された楽曲
『かくれんぼ』について歌詞を解釈していきます。
優里って?
MY FIRST STORYファンの方々は聞いたことがある名前だと思います。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
MY FIRST STORY『花-0714』をカバーしている青年こそが
路上ライブシンガーの優里さんなんです。
この時のHiroとの出会いから、
11月30日に行われたツアーファイナル in さいたまスーパーアリーナで再びコラボが実現しました。
【お知らせ】
本日のさいたま公演のアンコールで披露した楽曲が、
本日24:00〜iTunes配信リリース開始!MY FIRST STORY
1.アイデンティティー
2.かくれんぼそしてアンコールに本人にもサプライズで演奏して頂いた優里さんの「かくれんぼ」も配信決定!
この後、お楽しみに! pic.twitter.com/4OxG2jfAHw
— MY FIRST STORY (@MyFirstStory_of) November 30, 2019
こうした出会いの後にiTunesにて
- 『かくれんぼ』(作詞作曲:優里)
- 『かくれんぼ』(MY FIRST STORYカバーVer)
が配信開始されました。

歌詞解釈
1番
散らかったこの狭い部屋は
孤独と二人息が詰まる文句を言いながら片づけてくれた
君は出かけたまま君に貰ったタンブラー
自由の女神のイラストも
部屋の隅で寂しそうな顔をしてる<かくれんぼ/作詞:優里 作曲:優里>
狭い部屋で二人で暮らしていたあの日を回想。
今では彼女の代わりに『孤独』が隣に座っている。
あくまでも『君は出かけたまま』と自分に言い聞かせて、
いつか帰ってきてほしいという思いが込められています。
あなたがくれたタンブラー1つにさえも情を映してしまう。
二人で居たこの部屋の風景・匂いが一層愛おしく感じるのです。
そのくらいあなたとの暮らしが幸せだった離れたくなかった。
目に映るもの全てがモノクロがかったような世界にただ一人の状況。
君はまたねって言ったよね
嘘はやめてと口うるさく言ってたのに
そんな君が嘘をつくの?
僕を一人置いていくなんて間違ってるよ<かくれんぼ/作詞:優里 作曲:優里>
彼女の別れ際に言い放った『またね』の3文字。
再会の日なんてくるはずがないことは承知の上なのです。
それでも期待してしまう自分の姿。
嘘だと分かっているのに、それにしか縋るものがない。
居ないはずの彼女に向かって語りかけるような口調の歌詞から
優里さんの優しさや虚無感が伝わってきますね。
そして沸々と湧き上がってくる負の感情のまま
サビへと向かっていきます。
かくれんぼなんかしてないで
もういいよって早く言って
もういいかいその言葉が宙に舞うかくれんぼなんかしてないで
まだだよって焦らさないで
もういいかい もういいかい
グッバイ<かくれんぼ/作詞:優里 作曲:優里>
『もういいかい』と何度も彼女を呼び掛けても、彼女は戻ってこない。
『まだだよ』って一体いつまで伸ばすつもり?
もう全ては分かり切っているのです。
会えないことも、離れ離れのことも、終わったことさえも。
それでも『もういいよ』の声を待ち続けてしまう。
最後の『グッバイ』からは
膝から崩れおちて泣く泣く現実を受け入れていく情景が目に浮かびます。
切なすぎる…。
2番
君の夢何度も僕は見るたびに
またかよって言葉をこぼして
一人泣きまた夢の中に部屋に隠れた面影たちは
簡単に見つけられるのに
君はさ隠れるのが上手だね<かくれんぼ/作詞:優里 作曲:優里>
まだあなたに未練が残り続けている心情が映し出されています。
何度も忘れようとしているのに
それでも頭の中はあなたのことで埋め尽くされてしまう。
「忘れないといけない」
と思い続けるせいで余計に意識してしまうのです。
部屋の残り香やあの日の思い出はすぐそこにあるのに一番大切だったあなただけがいない。
時間が解決してくれるとはよく言いますが、それまでの時間は地獄と形容できるほどですよね。
僕は目瞑って膝抱えて
まだ10秒 数え終わっていないのに
覗き見してズルしたから
君はどこかいなくなってしまったのかな<かくれんぼ/作詞:優里 作曲:優里>
君が居なくなってしまった理由は明確に述べられていません。
ここの歌詞は複数の解釈が出来ると思います。
・僕の過ちによって君との別れを生んでしまったこと
・君が居なくなってしまったことを必死に自分の過ちにしようとしていること
どちらにせよ、痛いほどに自分を責め続けている心情が伝わってきます。
語尾の「~ね」「かな」や「ズル」というワードチョイスには優里さんの温和な性格が読み取れますね。
じゃんけんで負けて僕が鬼?
そんな上手に隠れないで
出てきてよ もういいだろ日が沈むかくれんぼなんかしてないで
この声に答えてよ
もういいかい もういいよ聞かせてどこにいるの
<かくれんぼ/作詞:優里 作曲:優里>
『出てきてよ』『○○しないで』という優しい問いかけから
『もういいだろ』という強めの表現への変化が見られます。
ここからは
- 【彼女に縋る自分に対する苛立ち】
- 【別れたことに納得できない感情】
主人公の心情が読み取れます。
バカだよなわかってるよバカさ
もう君からは僕を感じないんだ
君の頭の中は 満員まるで朝の小田急線
僕が乗り込む隙間なんて ないのかな
ひとりにしないで<かくれんぼ/作詞:優里 作曲:優里>
自分でも無駄なことをしていることは分かり切っている。
彼女の頭の中にはもう主人公のことなんて無くなっているのかもしれない。
それでも主人公はあなたと一緒に居られて幸せだったんだよ
一人にしないでほしいとそれに相反した正直な想いを綴る。
最後まで未練を断ち切れないままの主人公の切ない心情。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
優里『かくれんぼ』について歌詞を考察していきました!!
MY FIRST STORYカバーVerも優里さんの曲の良さを保ちながら、
マイファスらしさを感じられるバラード曲に上手く落としこんでいます。
昨日は埼玉スーパーアリーナ、今日は幕張メッセの物販スペースで弾き語り!夢みたいだったなー!また自分のペースで楽しく歌いに出かけるから皆さん良かったら遊びに来てくださいな!
— 優里 (@yuuri_official) December 1, 2019
マイファスとコラボして一躍有名になった優里さん。
これからの活躍に目が離せませんね!!
素晴らしい楽曲をありがとうございました。
また次の考察記事で。