夏を連想させるボカロP【Orangestar】
2017年8月31日『快晴』を最後に活動休止。
満を持して2020年4月に『Sunflower』で復活。
すぐさま待ち侘びたリスナーからの歓迎のメッセージで溢れ、
これほど愛されているボカロPは彼だけのように感じます。
そんな知名度こそ高く、楽曲のクオリティも凄腕の
Orangestar(オレンジスター)のおすすめ楽曲を
12選ランキング順でご紹介していきます。
ランキング順について
【Orangestar】の楽曲をランキング形式で紹介するにあたって
以下の情報を加味してランキングしております。
・YouTubeの再生回数
・カラオケのランキング
・配信サービスでの売り上げ
これらの情報に筆者の主観を加えて作成しておりますが、
基本的には「人気曲順」で並んでおりますので
ご了承の上お読みいただければ幸いです。
※少しでも手間がかからずに楽曲を視聴して欲しいと思い、
再生回数や売り上げ順が微差の場合
YouTubeに投稿されているナンバーを優先させて頂いております。
14位:夏色アンサー
2014年に公開された楽曲で、再生回数は100万回を越える。
数々の名曲を生み出す以前の昔のOrangestarを感じられる一曲。
だからといってクオリティが低いわけではなく、
今となってはOrangestar節となった
電子音やラストラビでの転調が活用されています。
煩わしくもどこか恋しい夏を思い返して
「全く、これだから夏は…。」
と心で呟くのです。
泣いていた そうわかってたんだ
君はもういないんだって
そんな世界で呼吸してんだって
南西の風を受けて
また思い出してしまったんだ
そう遠くない あの夏の日を Ah...
13位:CITRUS
2015年に公開された楽曲で、再生回数は120万回を越える。
IAとONEの二人のボーカロイドのデュエット楽曲となっている。
まるで柑橘類のような爽やかさと二人の感情的な歌い方が魅力的。
アップテンポで流れるようなメロディーはどこか病みつきになります。
懐かしい香り午前六時前の
見慣れぬ街を独り歩いているんだ
昨日も今日も同じような色に嫌気差した
きっと あの向こうに待つのも
変わらぬ色の未来だ なんて
12位:回る空うさぎ
2016年に公開された楽曲で、再生回数は160万回を越える。
まるで満月の夜の下を歩いているような感覚に襲われる
優しいメロディーとどこまでも響き渡るようなピアノの音。
ゆっくりと流れていくこの楽曲は
疾走感と爽快感のある夏らしい他楽曲とは打って変わって
新しい魅力があります。
また夜空一周に 満たして欠いて流れる
時を眺める だけじゃ笑えない
回る空うさぎ 君と明日はイコール
まけるな明日に 背を向けたくない
11位:シンクロナイザー
2016年に公開された楽曲で、再生回数は170万回を越える。
夏の涼しさを感じるだけでなく、
そこに内包された儚さと何かに追われている焦燥感。
切なげな前奏と後を追うように情を増すシンセサイザー。
まさに主人公の心の中に渦巻くもどかしい感情を表しているよう。
スッと地平線まで澄み渡っている夏を感じさせられる一曲。
本当にさわかんないの!わかんないよ!
同じ景象に参っている
答えを探すとどっか不安になっていく
違うのかな?わかんないよ!わかんないよ!
期待もしなくなっていく…
つまんないね!じゃもっと楽しい話をしよう
10位:濫觴生命
2015年に公開された楽曲で、再生回数は150万回を突破。
本来は自己の存在意義や自分の生み出した楽曲が持つ意味
について路頭に彷徨ったときに作り上げられた楽曲だそう。
歌詞もどこか自分を探しているような
何か答えを求めているように感じられます。
サビの転調はパッと視界が開けたような爽快感と
マイナーなメロディーが生み出すエモさが癖に。
ラムネ色満たしたこの水槽で
君の名前をたしかに呼ぶ声
やがて花のように散る生命と
孤独を咲うようなその引力で今は
9位:イヤホンと蝉時雨
2015年に公開された楽曲で再生回数は270万回を突破。
Orangestarの楽曲の中でもトップクラスに夏を感じる一曲。
鼻を掠めていく僅かな涼しさと照り付けるような一夏の太陽
耳を塞ぎたくなるほどの聞き飽きた蝉の音
次の夏が待ち遠しくなるのはきっとこの曲のせいなのです。
夏の夢に染まっていたいだけ
要らない思いを消したって
泣き止まぬ声は五月蝿いなほら大丈夫問題ないさと
強がりの思いも吐き出した
空になる僕の存在感も透過して
8位:雨き声残響
土砂降りの雨の中、ただひたすら自分の未完成さを謳う。
Orangestar=蜜柑星=未完成から来ているのかもしれませんね。
ただ励まされるだけではなく、
歌詞を書いているOrangestar自身も私たちと同じ立場だと
感じさせられる。
だからこそ楽曲の中に強い共感性が生まれているのです。
なにか壁にぶち当たった時
自己嫌悪に苛まれて止まない時に是非この曲を。
自分より下手くそな人
探して浸るの優越感
でもその度ちょっと自分を嫌って
次元遡って現実逃避でも良いんじゃない?
別に良いんじゃない?
無理に強がらなくても良いんじゃない?下を見て強くなれるのも
また人だからさ。
7位:未完成タイムリミッター
2014年に公開され、YouTubeの再生回数は230万回越え。
夏の雨雲に光が差すような前に進む希望を与えてくれる楽曲。
歌詞・楽曲ともに才能が光り、
高校一年生で作成したとは思えない卓越したクオリティ。
ラストサビで一気に快晴になるような
転調はまさにOrangestar節。
完全を繰り返し 今日やっと見つけそうな
この回生の意味さえも もう関係ないの…?
笑えたら良いですか? 後悔は無いのですか?
こんな遺憾な生涯を 送ってたいの?踏ん張ってりゃいつか笑えるのかい?
頑張ってりゃいつか報われるのかい?
息を吸って吐いてまた見上げて
映った空は、余りにも僕には綺麗過ぎて・・・
6位:時ノ雨、最終戦争
2015年に公開された楽曲であり、再生回数は280万回を突破。
夏とは少し離れた哀愁と静寂に包まれた悲しげなメロディーが特徴的。
大切な人を亡くした・戦争など様々な解釈がなされている
楽曲の一つでもあります。
注目すべきはラスサビの二段階転調。
畳みかけるように転調してゆくメロディーは
聴いていて心地よいどころかあっけにとられてしまうほど。
泣き出した想の彼方
終わらない善と悪の祭典
「なんてざま期待も無いな」
って君は君を掻き消した時の流れに希望さえもう
描けない世界で
正しさなんて誰にもわかんないから
君は何を願ってもいいの いいの・・・
5位:空奏列車
2015年に投稿された楽曲。当時高校生で作られたことに驚愕。
Orangestarの楽曲の中でもトップクラスの
疾走感と爽快感がある曲。
空を切って駆けていくようなハイスキルのギターソロに鳥肌。
速いテンポで流れるような楽曲が好きな方は絶対聴くべし。
わかってんだって こんな夢の無い
ダイヤグラムで 世界はもう
決まりに切って 疲れるわ
けど今は明日を急かして向かうわ
きっと理想を描いた 未来の世界へと
走り出せば止まれぬさ
今空が歌うなら
4位:快晴
2017年活動休止前に投稿された最後の一曲。
「快晴」とは天気が無いことを指すそうで、
まさに一度Orangestarを休止させるにはぴったりのタイトル。
そしてここからまたOrangestarが始まるのです。
感情を揺さぶられる儚げなメロディーの中に
澄んだ夏を感じる楽曲。
朝一に流して有意義な朝をスタートさせましょう。
さよならI love you
それで全て
終わってしまうような
僕らじゃないだろう
変わらないな
空も星も その泣き顔も
っていつか君と
また笑えますように
3位:Alice in 冷凍庫
2016年に公開され、現時点で再生回数830万回を突破しています。
まるで冷凍庫の中にいるような冷ややかな世界観が特徴的。
癖になるメロディーとIAの高音が聴いていて心地よい。
聴いているだけで涼しくなる楽曲。
夏の暑い日に氷菓でも食べながら是非。
時間が音をたてながら 崩れてゆく最後を
君は何故か悲しそうに 笑いながら踊る Wonderland
またあの日と 同じようなさ 星空に呑まれては
紡ぎ出した言葉通りの 想い熱を放て
2位:DAYBREAK FRONTLINE
YouTubeの再生回数は1300万回と1位に劣らない人気曲。
世界観の込められた美麗な一枚絵に歌詞が並べられていくMV。
絵の少女のように
明日へ向かっていく清々しさ・高揚感が駆り立てられます。
流れるようなアップテンポのメロディーと
日の出前のように淡さのある前向きな思いが乗せられた歌詞。
朝から有意義な活動をしたい日に流すのもオススメです◎
最前線飛ばせ僕たちは
星もない夜
ただ東を目指して行く
13秒先もわかんなくたって
精一杯僕を生きていく
何も後悔なんてないさ
前を向け
止まらないさ
きっと光の待つ方へ
1位:アスノヨゾラ哨戒班
YouTubeの再生回数は脅威の1800万回越え。
ボーカロイド楽曲のカラオケランキングでも年間を通して上位。
まさにOrangestarの代名詞とも言える楽曲。
サビの突き抜けるような盛り上がりは楽曲名にもあるように
一面に広がった夜空を一望しているかのよう。
これからもボカロ界の歴史に残り続けるであろう一曲。
空へ舞う世界の彼方 闇を照らす魁星
『君と僕もさ、また明日へ向かっていこう』
夢で終わってしまうのならば「昨日を変えさせて」
なんて言わないからまた明日も君とこうやって笑わせて
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【ボカロP】Orangestarさんのおすすめ人気楽曲14選を
ランキング形式でご紹介しました。
2020年に活動を再開し、
これからますます注目されること間違いなしです。
これによってボカロ界隈も
再び盛り上がりを増すのではないでしょうか。
今年の夏はOrangestarを聴いて過ごそう…。
最後までご覧いただきありがとうございました!