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【三月のパンタシア/煙】歌詞の意味を解釈!【儚くも美しい恋物語】

こんにちは‼ふんわりんぐのかつおです🐡

三月のパンタシアの新曲『煙』について歌詞の意味を解釈・考察していきたいと思います!

楽曲について

この楽曲は三月のパンタシアによる自主企画『ガールズブルー』

の一環として書き下ろされています。

https://twitter.com/3pasi_official/status/1209823840051707904?s=20

三月のパンタシア(みあ)のTwitter上で閲覧できる小説【あの頃、飛べなかった天使は】をもとに書かれた楽曲。

楽曲を聴く前に、一度小説を読むことで、様々な解釈が出来そうですね。

 

歌詞

君の温度に触れた
夜は何処までも遠いブルーで
唇から覗いた
白い煙が気になる

止まれないスピードで
冷めぬ夜の温度で
私の知らないものを全部教えて

さよならの彩度で
その煙の温度で
苦い味が忘れられないよ
口に残るように

冬の温度に震えた
息は真白に染まるようで
唇から覗いた
それが、煙草の煙に

見える君の温度で
夜のライブハウスで
私の知らない音を全部教えて
鼻歌で小さく
歪むほどに大きく

何一つも忘れられないよ
耳に残るように
冬の温度に揺らいだ
何処までも遠いブルー
止まれないスピードで
冷めぬ夜の温度で
私の知らないものを全部教えて

さよならありがと
その煙の温度も
苦い味も忘れないよ
口に残るように

作詞:n-buna(ヨルシカ)

 

歌詞を解釈・考察

当楽曲『煙』の歌詞を解釈するにあたって、小説【あの頃、飛べなかった天使は】の内容を一部反映しております。

まだ小説をご覧になっていない方には、ネタバレの危険性もございますのであしからずご了承ください。

 

君の温度に触れた
夜は何処までも遠いブルーで
唇から覗いた
白い煙が気になる

タバコ, 煙, 残り火, 灰, バーンズ, 燃焼, 喫煙

物語は高校生の佳乃と芸大学生の荻尾の間に巻き起こる恋模様を描いたもの。

佳乃と彼との間にあったのは『タバコ』。

彼の口から吐かれる白い煙一つすら気になるほどに

彼をもっと知りたいと思う佳乃。

 

止まれないスピードで
冷めぬ夜の温度で
私の知らないものを全部教えて

さよならの彩度で
その煙の温度で
苦い味が忘れられないよ
口に残るように

学校生活で生じる自身のアイデンティティの揺らぎや漠然とした不安

それらによって心の何処かで自分を肯定しきれない佳乃にとって、趣味や価値観を初めて共有することが出来たのは紛れもなく荻尾ただ一人だった。

 

我慢していた感情が一気に溢れて、盲目的に彼を追いかけ続ける日々。

MVの序盤で風景がモノクロで描写されている部分も、佳乃の漠然とした不安や彼に盲目的になっていることを映しているのかもしれません。

 

止まれないスピード】とはそのような焦燥感、幼さ故の一途な部分を表現している。

 

さよなら、忘れられないよ、口に残るように。

これらのフレーズはこの恋が実らないことを演出しているのは言うまでもなく、今でも心のどこかで彼を思い続けている諦めきれない儚い感情も伴っている。

 

冬の温度に震えた
息は真白に染まるようで
唇から覗いた
それが、煙草の煙に

見える君の温度で
夜のライブハウスで
私の知らない音を全部教えて
鼻歌で小さく
歪むほどに大きく

コンサート, 音楽, ライブパフォーマンス, ライブ, ライブハウス, 影, 人々, ファン

同じライブハウスでのアルバイト上、何度も顔を合わせる二人。

小説を読んだ方なら思い返すシガーキスのシーン。

それは君の温度を初めて直に感じた出来事。

何度も【知らないものを教えて】という表現がなされているのは、それほどに趣味の話からあなたのことまで全部私の知らないことを教えてほしいと感じている佳乃の心情を投影している。

この楽曲の歌詞は常に佳乃→萩尾へのベクトルで描かれていることから

佳乃の頭の中は彼で埋め尽くされることが分かります。

 

さよならありがと
その煙の温度も
苦い味も忘れないよ
口に残るように

物語の結末ですが、二人は結ばれないままそれぞれの道を歩んでいきます。

ただそこに未練は一切なく、本当のことを知った佳乃から出た言葉は

「本当に好きだった。さよなら、ありがとう」

それは煙草の火が消えたように。儚く美しい

あの日初めて吸った煙草の苦みに重なる叶わなかった恋の苦み。

これから先、幾度と彼の面影を思い返すことになろうとも

出てくる感情はただ真っ直ぐな『ありがとう』なのだと思います。

 

※中盤の変化していく物語や終盤の物語の引用はネタバレ防止のため自粛させていただきました。気になる方は以下からご一読ください。

 

まとめ

小説と楽曲とイラストで表現される三パシの世界観は唯一無二で素晴らしいですね。

n-bunaさんの歌詞もまるでみあさんが書かれたかのように忠実に物語の起承転結を表しています。

小説と楽曲。これらどちらかが欠けてしまえば作品ではなくなる。それほどに両者が及ぼす交互作用は凄まじいものだという印象を受けました。

今回の記事ではあえてあまり物語の内容に触れていないので、まだ小説を読んでいない方は是非チェックしてみてください。

普通にうるっときます。いや泣けます。


 

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