【ヨルシカ】「心に穴が開いた」wowakaへの想いを解釈【エルマ】【歌詞】

ヨルシカ

こんにちは‼ふんわりんぐのかつおです🐡

2019年8月28日にリリースされたヨルシカ「エルマ」

今回はその中の1曲でもある「心に穴が開いた」について

8月28日のn-bunaさんのツイートから再解釈をしていきたいと思います。

ヨルシカ – 心に穴が空いた (Music Video)

 

エルマはwowakaに宛てた作品であった

8月28日にリリースされたこのアルバムですが、

2019年4月に亡くなった音楽家wowakaに宛てた作品でもあることが分かりました。

Twitter / ?

春先に亡くなったミュージシャンでn-bunaさんと関わりがあった人物は

ロックバンド/ヒトリエのvo/gtと同時にボカロPでもあったwowakaさん

であると考えられます。

n-bunaさんがボカロPの頃から二人には交流がありました。

 

「心に穴が開いた」から分かるwowakaへの想い

次に「心に穴が開いた」の歌詞からwowakaさんへの想いを解釈していきます。

1番:Aメロ

小さな穴が開いた

この胸の中心に一つ

夕陽の街を塗った

夜紛いの夕暮れ

歌詞の一番始めに書かれている「小さな穴が開いた」から

「小さな穴が開いた」のは突然で予期しない出来事だったことが分かります。

(つまり2019年4月のwowakaの急死

さらに「小さな」がポイントになってきます。

このAメロ以降、穴の修飾語として「小さな」は登場することはありません。

それは段々日を重ねていくごとに穴が大きくなっていくことの暗示であると考えられます。

大切な人の死、それは自分が生きていけば生きていくほど記憶となって

大きくなりますよね。

なのでこのAメロはn-bunaさんの2019年4月の心境であると考えます。

「この胸の中心に一つ」

「中心」もポイントですね。敢えて「中心」と表現することで

自分にとって彼の死は何よりも辛く痛いものであったと感じ取らせているのでしょうか。

 

1番:Bメロ

忘れたいのだ

忘れたいのだ

忘れたい脳裏を埋めきった青空に君を描き出すだけ

「忘れたいのだ」を2回繰り返す誇張表現を活用することで

忘れたいのに忘れることが出来ず、諦念している絶望感があります。

「忘れたい脳裏を埋めきった青空にきみを描き出すだけ」

忘れたい一方で頭の中ではずっとwowakaさんの事を思い出してしまう。

思考と行動が一致せず、どうしようもない状況が描かれています。

 

1番:サビ

だから心に穴が開いた

埋めるように鼓動が鳴った

君への言葉も

口を開けば大体言い訳だった

  • 「だから心に穴が開いた」

忘れたいのに思い出すの繰り替えしで心に穴が開いたんだ

  • 「埋めるように鼓動が鳴った」

wowakaさんの代わりに生きないといけない

このマイナス感情は生へと昇華しなければならない

というn-bunaさんの儚くも力強い決意が感じられます。

「君への言葉も口を開けば大体言い訳だった」

一つ前のフレーズが「決意」であるとするならば

このフレーズは「過去のwowakaさんとの会話」であると捉えることが出来ます。

 

だから心に穴が開いた

降る雨だけ温いと思った

繕って 繕って 繕って

顔のない自分だけ

「降る雨だけ温いと思った」

Aメロの青空と対をなす表現が使用されています。

雨が降っているときは心が安らぐと解釈できます。

まっさらな青空のような状況ではあなたのことを考えてしまうから辛いと言っているのでしょうか。

「繕って 繕って 繕って 顔のない自分だけ」

これはシンプルにwowakaさんが亡くなってからn-bunaさん自身がどうしていればいいのか分からなくなっている状況の描写だと考えられます。

人の主なアイデンティティとして「顔」は重要ですよね。

その「顔」が無くなる程に自分が分からなくなった。

 

2番:Aメロ

少しずつ穴の開いた木漏れ日の、森で眠るように

深海みたいに深く

もっと微睡むように深く、深く、深く

深く夜を纏った目の奥に月明かりを見るまで

抽象的で比喩表現が多用されています。

  • 「少しずつ穴の開いた木漏れ日の、森で眠るように」

段々と心の穴が大きくなっていくが、受け入れないといけない。

眠るようにゆっくり受け入れていこう。

  • 「微睡むように深く~夜を纏った目の奥に月明かりを見るまで」

今までは忘れたいと思っていたwowakaの死を深く、ゆっくり受け入れていこう。

頭の中は深い夜も同然であり、その中に月明かりが入るその時まで。

1番では死を受け入れられず絶望して何度も思い返すだけでしたが、

2番になると受容へと変わっていく描写を感じ取ることが出来ます。

 

2番:サビ

君の心に穴を開けた

音楽が何だって言うんだ

ただ口を開け

黙ったままなんて一素襖報われないよ

このサビのフレーズですが

  • wowakaさんからn-bunaさんへの励まし
  • n-bunaさん自身の決意と自分を奮い立たてている

どちらにも解釈が出来る部分だと思いました。

wowakaさんの死で留まってはいけない、歌おう、詩を書こう、歌を作ろうという強い思いを感じます。

 

忘れたいことが多くなって

諦めばかり口に出して

躓いて、躓いて、転がって、土の冷たさだけ

それから曲を書き始めて、また彼の死を思い出すようになった。

何度も辛くなって、しんどくなって、倒れてしまったこともあった。

何かを決意した後、ずっと上手くいくわけでは無いですよね。

それも友人の死を受け入れようと前向きになっているとすればこのようにネガティブになることも人として自然なことです。

リアルな人間味レジリエンスを感じました。

レジリエンスとは心理学用語の一つで

社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力 Wikipedia/レジリエンス

要するに自分の中で試行錯誤しながらトラウマやネガティブを乗り越えていくという一連の行動ですね。

 

Cメロ

君の人生になりたい僕の、人生を書きたい

君の残した詩のせいだ

全部音楽のせいだ

wowakaさんはn-bunaさんにとってその頃のボカロp界隈誰もが目標とするような存在でした。

こんなにも苦しくて辛いのはあなたがこのような素晴らしい音楽を作ったからだ。

どこへも向けられない怒りを音楽へ向けていると同時に

wowakaさんとその才能を尊敬しているのを感じます。

 

君の口調を真似した

君の生き方を模した

何も残らないほどに 僕を消し飛ばすほどに

残ってる

n-bunaさんはwowakaさんの生き方や音楽性についてどこか影響を受けて模倣していたのでしょうか。

その時の追い付こうとしていた想いだけがただ残っている。もうあなたはいないのに。

 

心の穴の奥に棲んだ

君の言葉に縋りついた

でも違うんだよ、もう

さよならだって一生聞きたくないよ

忘れたいことが多くなって

これから僕だけ年老いて

冷めきって、冷めきって

  • 冒頭の2行「心の穴の奥に棲んだ、君の言葉に縋りついた」では1番同様、死を受け入れられない状態の描写。

その後「でも違うんだよ、もうさよならだなんて一生聞きたくないよ」

もうさよならなんてウンザリだ。こんな事ではダメだ。

前を向いて行かないといけないのに。

  • 「忘れたいことが多くなってこれから僕だけ年老いて、冷めきって、冷めきって」

なのに忘れられない辛いことが多くなっていくんだ。あなたはいないのに、僕だけ年を取っていくんだ。

乗り越えようとしているのに、感情や思い出が邪魔をする

サーカスの綱渡りのように気持ちが定まらないn-bunaさんの心情が描写されていると感じました。

 

ラスサビ

僕の心に穴が開いた

君の言葉で穴が開いた

今ならわかるよ

「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー

wowakaさんの曲がn-bunaさんにとってどれ程大きな物だったのか…測り知ることは出来ませんが、「君だけが僕の音楽だった」と言えるほどだったということでしょうか。

 

だから心に穴が開いた

その向こう側に君が棲んだ

広がって 広がって 広がって

戻らない穴だけ

穴の開いた僕だけ

だから苦しいんだよ。あなたをそれほどまでに想っていたから。この心の穴は日に日に大きくなっていく。もう戻ることはないんだ。

今ここにはあなたを失った僕しかいない。



まとめ

この解釈は個人的な解釈であり、

楽曲の一つの感想として捉えて頂ければと思います。

ヨルシカ「エルマ」が4月に亡くなったミュージシャンに宛てた作品とするならば

他の楽曲にも彼へ向けたメッセージがあるかもしれません。

また「だから僕は音楽を辞めた」「エルマ」は1つのストーリーとして繋がっているので

エルマとエイミーの2人の物語として解釈することも出来ます。

MVでもエルマとエイミーと思われる人物が登場したり、アルバムの特典では手紙や日記もありますので、様々な解釈が出来ると思います。

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